いざフリーランスとして働くときに必要な開業届

エンジニアがフリーランスとして働き始めるときに難しそうな手続きの1つとしてよく取り上げられているのが、開業届の提出です。行政手続きのとしては届出に相当するもので、内容に不備がない限りは原則として受理される仕組みになっています。
そのため、フリーランスエンジニアになるために厳しい審査があるわけではありません。無難な形で開業届を作成して税務署に提出すればフリーランスとして働き始めることが可能です。

開業届は個人事業主が事業を開始してから1ヶ月以内に提出する義務があります。フリーランスは個人事業主なので、独立するときには届出をしなければならないことは覚えておきましょう。
重要なのは事業の開始の事実があってから1ヶ月以内に提出することです。退職してとりあえず開業届を出しておくということは認められず、事業に必要な賃貸オフィスの契約をしたり、クライアントとの相談を始めたりした時点から1ヶ月以内に提出します。

開業届とは個人事業主として事業をおこなうことを税務署に示すための書類です。開業届があったことに基づいて納税をきちんとおこなっているかを確認し、廃業届が出た時点で事業が終了したものと見なして対応をあらためます。そのため、事業に関連する事実事項しか記載するものはありません。
氏名や事業内容に加えて、住所地や連絡先などを記入して作成します。フォーマットも定まっているので提出のタイミングを間違えないようにすれば大丈夫です。