独立前に貯金しておきたい基準
フリーランスエンジニアとして独立するのであれば、貯金はとても大事です。ですが、どの程度貯めておけば安心と言えるのでしょうか。ここでは、エンジニアが独立する前に目指すべき貯金の基準について触れていきます。
貯金するうえでは、自分の生活費をしっかり把握することが必須です。毎月の食費や家賃、光熱費などの生活費を知ることで、最低限必要な金額が見えてきます。フリーランスエンジニアになると、収入が不安定になる可能性が高くなるのが実情です。そのため、最初の数ヶ月間は安定した収入がなくても大丈夫なように、少なくとも6ヶ月分の生活費は貯金しておきたいものです。
また、新しいパソコンやソフトウェアの購入、オフィススペースのレンタル費など、独立するために必要な経費も計算に入れる必要があるでしょう。これらの初期投資は、仕事を始めるには避けられないものです。
そのほか、緊急時用の貯金も忘れてはいけません。病気や怪我で仕事ができなくなったり、仕事の機会が突然減ったりなど、不測の事態も起きます。それを踏まえて、3~6ヶ月分の生活費程度を別途で緊急時用として確保しておくと良いでしょう。
以上のことから、フリーランスエンジニアが目指すべき貯金の基準は、生活費および緊急時用に1年間分と初期費用を合わせた金額です。実際の金額については、もちろん個々の状況によって変わります。
自分の状況をしっかり考え、安心してフリーランスエンジニアをスタートできるよう、十分な準備が大切です。安心して仕事に集中するため、しっかりと貯金を心がけておきましょう。